
❇️片暉の残照❇️
第13章 初めての晩餐会
「ごきげんようハジロ公爵様――――…」
「これは、これはロミ様ごきげんよう」
宴も盛り上がりを見せているなか、ロミ様から声をかけられ私は一瞬にして緊張をする!
「///ロミ様――――私の方から挨拶にうかがうところを…///申し訳ございません」
「テイス、いいんだよ!メルトが早くテイスに会いたいってうるさくてね。フライングで声をかけてしまったよ」
ロミ様は後でソワソワしているお兄様をチラッと見ると「ククク…」と、笑った。
「///お兄様――――!お忙しいのに…会いに来てくださりありがとうございます」
お兄様が私を見るとパァッと顔を明るくさせる!
「///テイス――――!そのドレス…凄く似合ってる!髪もアップにしたんだね…短いって誰も気がつかないなぁ。
眼帯はヘッドドレスのベールで違和感なく隠せているよ……///うん、完璧で凄く…綺麗だ」
