
❇️片暉の残照❇️
第13章 初めての晩餐会
謁見が終わると――――…
王様から新年の祝いの言葉と、晩餐会開始の乾杯がのべられ宴は始まった!
立食形式の豪華な食事もそうだが…各領土の名産物や特産物も振る舞われ――――私の目は何処を見ていいのか分からずキョロキョロと世話しなく動いた!
大広間では生演奏の優雅な曲に乗せて、早速ダンスを疲労する方もいて――――「うわ!わぁぁ!」と、お父様の手を引きながら全てが豪華できらびやかで…興奮した!
「こらこら、テイス――――一応ご令嬢なのですよ…って、興奮して聞いてないなぁ…」
「フフフフ、可愛いわぁ~。メルトは冷めた子だったから…社交界デビューの反応が薄かったのよねぇ…///テイスの反応はヒヤヒヤするけど嬉しいものね」
お父様とお母様は私のキョロキョロを心配しながらも楽しそうに見守ってくれていた。
