
スノストによる友情短編
第67章 ぬくもり
目を覚ましたとき、、
阿部「ん、、いいにおい、、」
寝室から出ると、、
阿部「、、だいすけ、?」
佐久間「、、ふふ、おはよ」
大介が、ご飯作ってくれていた。
あの時、初めて大介に大きな声で酷いこと吐いてしまったから、、正直気まずくて、、
佐久間「、、ほら、ご飯作ったから食べな?」
阿部「うん、、」
大介が作ってくれたご飯が並べられているテーブル。椅子に座って食べ始めた。
佐久間「、、俺、店に戻らないといけないから。残りは冷蔵庫に入ってるし、ちゃんと食べるんだよ?」
わざわざ抜け出して来てくれたのかな、、
すごく申し訳なくて、、俺のために、、こんなに尽くしてくれた、、
阿部「、、ねぇ、大介、」
佐久間「ん、?」
阿部「、、俺さ、、もう大介から、、離れたい、」
佐久間「え、?」
阿部「大介に頼ってばかりだし、、今もこうして尽くしてくれてるのはありがたいし嬉しいよ?だけど、、このままじゃダメな気がする、、」
俺はある決断をした。自分を変えるためにはこれしかない。
阿部「、、俺、単行本を出すまで大介と会わない。何年かかるかわからないけど、、俺のケジメ、、大介わかってほしい、」
佐久間「、、、わかった、、じゃあ、これ、返すね、、」
そう言って鍵を返された。
佐久間「俺、どんなことがあっても亮平の味方だし、亮平が描く小説のファンだから^_^、、頑張ってね。応援してる」
最後に向けられた笑顔。
今までで、1番綺麗な笑顔だった。
