テキストサイズ

菜摘と瑠花の日常♪

第4章 修学旅行2日目




そっと髪を耳にかけるように退かし、耳元へ唇を寄せる。



「瑠花…起きて…」


「ぅあっ」



耳に息を吹きかけるように小さな声で囁けば、すぐに反応する瑠花。可愛い…。



さっと耳元から離れ、周りに今のことが見られていなかったかを窺うが、誰も見ていなかったようで安心する。



「もう、瑠花起きないから。
ホテル、着いたよ」


「あ…ありがとう…」



瑠花は真っ赤な顔をしたままだが、皆の流れに続くようにバスを出て、部屋に荷物を置いてから食事を取った。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ