
菜摘と瑠花の日常♪
第4章 修学旅行2日目
バスは無事次の目的地に到着しようとしている。
「ま、とりあえず舞ちゃんのことは任せて。私舞ちゃんとあんまり話したことないけど」
「いいの?」
何だか少しだけ申し訳なくなる。
「別にリア充じゃないし、適当に他のグループに合わせてるだけも疲れるから」
紗南…全然修学旅行楽しめてないのかな…
頼んでおいてこんなこと言うのもおかしいけど、せめて楽しんでほしい。
「本当?
お言葉に甘えていい?」
「いいよ、瑠花ちゃんと楽しんで」
紗南は少しだけ不安そうに笑った。
紗南も楽しんで、とは言えないけど、せめて楽しもうね、くらいなら許されるかな?
「ありがとう。楽しもう」
「うん」
