
菜摘と瑠花の日常♪
第4章 修学旅行2日目
「菜摘、可愛い顔が台無しだよー。
どうしたの、話してみ?」
紗南の明るい声に助けられながら今の状況を話す。
「んーそっかー…
でもさ、たぶん舞ちゃんは瑠花ちゃんのことそういう目で見てないと思うよ」
「え?」
「舞ちゃんさ、前苦しい恋がつらいってきつそうに溢してるの聞いたから。
たぶん、瑠花ちゃんのことじゃない。
純粋に友達欲しいだけなんじゃないかなー…」
「紗南、なんでそんなにわかるの?」
紗南は不思議そうに笑って、「わかんない」と言って、
「でも、なんかその気持ちがわかるのかもしれない。
苦しいのもわかるし、人肌恋しくなるんじゃないかなーって。なんとなくね」
紗南も苦しいんだ……
