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だから愛して

第1章 だから愛して

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 智さんが、
 「さやかちゃん
  抹茶を
  飲みませんか」
 「あまり
  飲んだことが
  ないんですが」
 「飲みなれると
  美味しいよ」
 智さんが、抹茶を点ててくれました。
 わたしは、抹茶は苦いと思っていましたが、智さんが点ててくれたのは、そんなに苦くありませんでした。
 わたしが、抹茶を飲み終わりましたら、智さんも飲みたいと言って点てました。
 それから、二階に行きました。
 このさきも、すこし省略します。
 わたしが、クリトリスを舐めてもらって、気持ちよさにうっとりしているところまでは、先週と同じです。
 それまで、わたしを優しく抱いてくれていた智さんが、わたしから離れました。
 後向きになって、コンドームを着けているみたいです。
 安全日なのに、わたしの体を大切にしたいからと、智さんは、コンドームを着けてくれるのです。
 どこまで、智さんは、優しいのでしょう。
 わたしは、コンドームを着けている智さんの背中に、抱きついていました。
 智さんは、振り向いて、にっこり笑って、わたしを優しく抱いてくれました。
 「さやかちゃん
  足を広げられる」
 智さんは、やはりエッチです。
 恥ずかしくて、わたしは自分から、足を広げられません。
 わたしは、黙っていました。
 「私が
  広げてやっても
  いい?」
 と言いました。
 返事もできません。
 「そうか
  恥ずかしいよね
  黙って広げるのも
  よくないかと
  思ったんだけど」
 智さんは、そう言って、膝ですこしずつ、わたしの足を広げていきました。
 わたしは、智さんが、あまり力をいれなくてすむように、ほとんど自分から足を広げたのです。

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