
だから愛して
第1章 だから愛して
27
「三崎さんは
私の話からの
誘導尋問みたいな感じて
私とセックスをしたいと
思っているんじゃないですか」
「そういう部分も
あるかも知れませんが
先生と
セックスをしたいというのは
わたしの
ほんとの気持ちです」
わたしは、先生が、結婚相手とだけしかセックスをしないというのは、女性の性欲を否定しているのでは、と言ったときから考えていました。
わたしはいままでセックスをしたいという気持ちを、道徳的な感じで無理に押さえていたようです。
セックスはむやみにするものではない、というようにです。
でも、セックスをしたいというのは、性欲が高まったときでないといけないのだろうか。
この人とならいいと思ったら、セックスをしてもいいのではないかと思えてきたんです。
「なんだか
三崎さんに
私の考えかたの
先を行かれているようですね
ではもう一週間
考えてみてください
それでも
私とセックスしたいと思ったら
しましょうか」
「そうします」
一週間後。
「一週間考えていました
やっぱりわたし
先生とセックスしたいです」
「ほんとに
したいんですね」
「はい
したいです」
「してみようではなく
私としたいんですね」
「そうです」
「三崎さんは
私の話からの
誘導尋問みたいな感じて
私とセックスをしたいと
思っているんじゃないですか」
「そういう部分も
あるかも知れませんが
先生と
セックスをしたいというのは
わたしの
ほんとの気持ちです」
わたしは、先生が、結婚相手とだけしかセックスをしないというのは、女性の性欲を否定しているのでは、と言ったときから考えていました。
わたしはいままでセックスをしたいという気持ちを、道徳的な感じで無理に押さえていたようです。
セックスはむやみにするものではない、というようにです。
でも、セックスをしたいというのは、性欲が高まったときでないといけないのだろうか。
この人とならいいと思ったら、セックスをしてもいいのではないかと思えてきたんです。
「なんだか
三崎さんに
私の考えかたの
先を行かれているようですね
ではもう一週間
考えてみてください
それでも
私とセックスしたいと思ったら
しましょうか」
「そうします」
一週間後。
「一週間考えていました
やっぱりわたし
先生とセックスしたいです」
「ほんとに
したいんですね」
「はい
したいです」
「してみようではなく
私としたいんですね」
「そうです」
