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だから愛して

第1章 だから愛して

         12

 しばらくそんなふうに舐めてくれていましたが、智さんの舌が、わたしのあそこの上のほうに行ったとき、ペロッとクリトリスのさきを舐めたのです。
 わたしは、思いがけなかったものですから、おおきな声で、
 「アーッ
  イイ」
 と言ってしまいました。
 でも、智さんは、そのあと、クリトリスのさきは舐めずに、まわりだけを舐めるのです。
 クリトリスの筋みたいなところを、舌を左右に動かして舐めています。
 あそこを舐めてもらったときよりも、気持ちいいのです。
 ますます、愛の露が溢れている感じです。
 クリトリスの筋みたいなところを舐めていました智さんが、クリトリスのさきのほうを舐めてくれました。
 わたしはまた、
 「アーッ
  イイ」
 と言ってしまいました。
 ほんとにほんとに、気持ちいいのです。
 智さんは、クリトリスのさきのほうに、舌をほんのすこしだけ触れまして、上下に左右に優しく優しく、クリトリスを揺らすようにしてくれるのです。
 わたしは、気持ちよくて気持ちよくてたまらなくなり、泣きだしました。
 ひとつの手は乳房を掴み、もう片方の手の指を歯で噛み、胸をくねらせ、足を突っ張り、足首からさきを反り返らせるようにして、おおきな声で泣き続けました。
 智さんは、優しく優しく舐めてくれているのですが、わたしは、ほんとに気持ちよくて気持ちよくて、もうどうかなってしまいそうです。
 そして、なんどもなんどもエクスタシーに達しました。
 「智さん
  わたし
  イッちゃう
  また
  イッちゃう」
 と叫んで、腰をおおきく浮かしました。
 腰を浮かすと、智さんの舌が、クリトリスから離れてしまうかもしれないのですが、あまりの気持ちよさに、体をくねらせたくて、腰もそのままにしておけなくなってしまったのです。

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