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だから愛して

第1章 だから愛して

         11

 「さやかちゃん
  愛の露が
  いっぱい
  溢れているよ」
 「うん
  わたしも
  わかるわ」
 「さやかちゃんの
  愛の露を
  飲ませてね」
 「ええ
  嬉しい」
 わたしは、智さんに愛されはじめたころは、ほんとに飲めるのだろうかと思っていました。
 智さんに聞きましたら、充分飲めるよ、言いました。
 もちろん、ゴクゴクと飲む感じではないけれど、口をすぼめて吸えば、口の中にたまるくらいは、わたしの愛の露が溢れていると、言ってくれました。
 智さんは、愛してくれるたびに、わたしの愛の露を飲んでくれます。
 わたしは、智さんが、はじめて飲みたいと言ったとき、汚いからイヤと言いました。
 そうしましたら、智さんが、
 「さやかちゃんから
  出ているのに
  汚いなんて
  あるものか」
 と、言ってくれたのです。
 わたしは、嬉しくて嬉しくて、智さんに抱きつきたくなりましたが、智さんの体はわたしの足のあいだにありますので、
 「智さん
  嬉しいよぉ~」
 と言っただけでした。
 智さんが、わたしの愛の露を飲みたいと言ってくれると、ほんとに嬉しいのです。
 ただ、智さんが、わたしの愛の露を吸うときの音が、エッチな音のような感じがして、いまでもすこし恥ずかしいです。
 智さんは、わたしの愛の露を飲んだあと、またわたしのあそこを、舐めてくれました。
 わたしのあそこの下のほうから、クリトリスの手前までを、ゆっくりゆっくり優しく優しく、舐めてくれるのです。
 そして、あそこの上から下へと、舐めてくれます。
 その往復を、なんどもなんども、続けてくれています。

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