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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第6章 求めちゃう

はぁ…



体が熱くて、呼吸が乱れる。



真っ暗な部屋の中、あたしは座り込んだまま震える。



「あ、きら…くん」



頭の中をよぎるのは、激しく交わされるキス。



「いや…晃く…」



アソコを刺激される感覚。



「…晃くん」



ナカを掻き回される感覚。



「う…んぅう…」



涙がぽろぽろとこぼれ落ちた。



いや。いやだ。いやなの…



こんなに拒否してるのに、あたし…



体が、求めてる。



志桜さんを求めてる。



「ダ、メ…」



イキたい…



頭の奥でおぞましい欲求が芽生えている。



どうしよう…



シたい…



「だめ!考えちゃだめ!」



あたしの手が、勝手に下半身へ伸びていく。



「だ、め…」



自分のショーツに触るとビクッと体が大きく揺れた。



何やってるの?あたし…



こんなの…



今まで、ひとりでシたことだってないのに。



あたしは、志桜さんに触られるまで、こんな感覚を知らなかった。



こんな、はしたないことを考えるなんて、どうかしてる。



こんなこと、考えてはダメ。



勉強…しなきゃ。



そうだ。勉強して落ち着こう。






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