
※私はドMじゃありません!
第1章 round1. ロータープレイ(外)
もちろん、そこで再び押し問答が発生したのは言うまでもない。
ただ、カップルが怪しい袋を手にトイレの前でそれを押し付け合う光景は、側からどう見られるか分からないので、わたしは“仕方なく”個室にこもった。
(なんで、こんなことに…)
はじめてのそれは、少し大きくて、でも
…恥ずかしいくらい、すんなり入ってしまった。
だってそこは、気持ちとは裏腹に、何かを期待していたかのように、ぬるぬるしてしまっていたから。
(もう、ばか)
“ローター、振動は弱いやつでいいよ。”
彼は本当は遠隔ローターを欲しがっていたけど、売っていなかったので、スイッチはわたしが押すことになる。
彼に運命を握られるのは嫌だけど、自分で自分を追い詰めるなんて余計に恥ずかしい気もする。
「うぅ…」
スイッチを回す。
ブーーー
誰もいないトイレに、それの音が響いた。
(なにこれ、音おおき、はずかし…っ)
静かなところではバイブの音がかなり響く。
私は誰かが来る前にお手洗いをでた。
そこには、悪魔が不敵な笑みを浮かべてまっていた。
「つけた?」
黙れ。
ただ、カップルが怪しい袋を手にトイレの前でそれを押し付け合う光景は、側からどう見られるか分からないので、わたしは“仕方なく”個室にこもった。
(なんで、こんなことに…)
はじめてのそれは、少し大きくて、でも
…恥ずかしいくらい、すんなり入ってしまった。
だってそこは、気持ちとは裏腹に、何かを期待していたかのように、ぬるぬるしてしまっていたから。
(もう、ばか)
“ローター、振動は弱いやつでいいよ。”
彼は本当は遠隔ローターを欲しがっていたけど、売っていなかったので、スイッチはわたしが押すことになる。
彼に運命を握られるのは嫌だけど、自分で自分を追い詰めるなんて余計に恥ずかしい気もする。
「うぅ…」
スイッチを回す。
ブーーー
誰もいないトイレに、それの音が響いた。
(なにこれ、音おおき、はずかし…っ)
静かなところではバイブの音がかなり響く。
私は誰かが来る前にお手洗いをでた。
そこには、悪魔が不敵な笑みを浮かべてまっていた。
「つけた?」
黙れ。
