
君と僕の世界(嵐)
第2章 お忍びハワイ旅行
和也「さっきは怒ってんのかと思ってたよ。…だからこんなとこ連れてこられてびっくりした。」
翔「さっき…?ああ、あれか。マッサージ屋の」
和也「うん。機嫌悪かったでしょ」
翔「……そう見えた?」
和也「え?…見えたけど。……なに?」
2人ではいるには勿体ないくらいに広い風呂。
なのに翔ちゃんは泳ぐようにして俺のすぐ隣に座った。肌が密着するほど近くに。
翔「別に怒ってた訳でもないし…イライラしてたわけでもないよ」
和也「…そういうと……?」
水に滴るいい男、櫻井翔。
限度を超えた色気を放ちながら
俺の顔を下から覗くように見上げ、言った。
翔「ちょっとムラムラしちゃったの」
和也「…!む……っ!///」
その顔と、その発言。どストライクだ。
俺はまるで血が沸騰するような感覚を覚えた。
翔「かずがえっちな声出すからさぁ…俺、理性保つの必死だったんだよ」
和也「えっあっそ、そう//」
翔「あんなの…テレビに出せないよね?どうするつもりなの?」
和也「ちょっ、ど、どうするって…?!」
翔ちゃんの顔がさっきよりも格段に近くなる。
鼻と鼻は掠れるほどで、翔ちゃんの額の温かさをほのかに感じた。
翔「えっちなかずのせいで…時間とお金が無駄になっちゃったんだよ?」
和也「それは…っ!……ごめん…。」
翔「…お仕置きが…必要だよね…?」
お仕置き…!
まさかこんなところで翔ちゃんに犯されてしまうというのか。動揺する気持ちとは裏腹に身体は素直に反応してみせた。
すると翔ちゃんは俺の頭を無造作に撫で回し、親指で唇をいやらしくなぞる
和也「…んっ…!」
キスされる…!
そう判断した俺は瞬時に目をぎゅっと瞑り
唇が重なるのを待った。
……
…
あれ…?
翔「かず〜目、開けて〜」
和也「…んぇ…?」
翔ちゃんの楽しそうな声がする。俺はその声に反応して静かに重く瞑られた瞼を開く……
和也「カメ…ラ…?」
……そこにはドヤ顔でカメラを構える翔ちゃんがいた。
翔「そう!悪い子ちゃんにはこのカメラで全国に入浴シーンを大流出させちゃいます!」
和也「……それが…お仕置き…?」
翔「え?そうだけど」
俺は……。
なんてこと…考えてたんだ…!
