
君と僕の世界(嵐)
第5章 遊園地デート
和也「…ぐぬぬ…。」
翔「ふふ、そうなるでしょ?そしたらかずはだんだん俺と一緒にいるのがめんどくさくなってきて…」
和也「そっ、それはない!断じてない!言いきれる!」
翔「…ええ?」
和也「ゲームもしたい、けど!俺は翔ちゃんと一緒にいたい!何があっても一緒にいたい!だからその、そうなったら…うん、ゲームをしながら翔ちゃんに構う!」
どっちかひとつに絞るなんて無理。
わがままかもしれないけど、俺の生活サイクルはゲームと翔ちゃんどっちも必要不可欠なんだ。
翔「…かず…。」
和也「…と、いいつつ、翔ちゃんが俺にゲームするな!っていうのは…なしだよ…?」
翔「…ふふ、んな事言わないよ。その代わりかまって欲しい時はちゃんと構ってね」
和也「仕方ないな~、その時はちゃんとお願いしてね~」
まあ、そんな桃源郷のような日々を送るなんて、今の現状ありえないんだけどさ。俺たちはいつまでも嵐。そう決めてる限り夢は夢のままだ。今突き進むべき道はそこじゃない。
翔「…。」
翔「…夢で終わらせないように、がんばるか」
和也「え?なんか言った?」
翔「いいや?なんも。それよりさ、チキン食いに行こう。腹減ったよ」
和也「チキン?…ああ、テレビで見たことある!でかいヤツでしょ?俺あれ食ってみたかったのよ!」
翔「そうそう!絶対美味いから。すぐそこにワゴンあるみたいだし、行ってみよっか」
翔ちゃんが何か呟いた気がするが、聞こえなかったしまあいいか…。
それよりチキン!ゲーム中に流し見していたテレビの内容を覚えてることなんてほぼほぼないこの俺が、未だに忘れることの出来ないほど食べてみたかった!あのチキン!が!食べれる!
和也「ふっふー♪早く行こ、翔ちゃん!」
翔「はいはい、かわいいねぇ」
