
君と僕の世界(嵐)
第5章 遊園地デート
翔「すみませんこいつ照れちゃって。写真、ありがとうございました。」
スタッフ「いえいえ〜。あ、もしかして嵐 好きなんですか?」
翔 和也「え?!」
スタッフ「ああいえ…。すみません、ホーム画面が二宮さんだったので。」
やばいやばいやばい!見られてんじゃん何してんだよ…!今すぐにでも走って逃げたいくらいだが、そんなことしたら怪しい。怪しすぎる。どうすれば…!
翔「かず、大丈夫。俺に任せて」コソッ
和也「…!」
そうだ、こういう時翔ちゃんは頭が働く男だ。
俺は翔ちゃんの身に隠れて大人しくしていよう。…見比べでもされたら言い逃れできないもん…。
翔「はは、お姉さんも二宮くん、知ってます?」
スタッフ「ええもちろん!嵐、かっこいいですよね〜!」
翔「そうなんですよ〜、かっこいいんですよ〜!」
なるほど。世間話をして何事も無かったように去っていく作戦か!さすが翔ちゃん、俺なら動揺しちゃってそんなこと絶対できないよ。
よし、このまま、やんわりと去っていこう。
そう思って翔ちゃんの腕を軽く引いてみたが、
なんでだろう。翔ちゃんは動こうとしない。
それが不思議で俺は翔ちゃんの顔を見上げた。
……確信犯だ。
翔「俺、二宮くんがめちゃめちゃ大好きなんですよ」
和也「んあ?!おま、」
スタッフ「ああ〜、わかります。二宮くん魅力的ですよね〜。私は歌声が好きです。」
翔「わかってますね〜!高温キーが綺麗なんですよね。あと、もう、言葉にできないくらい可愛くて」
スタッフ「彼はカワイイ系ですかね〜。ふふ、男性にも好かれる二宮くん、すごいです。」
和也「〜〜っ///」
翔ちゃんが俺のこと、知らない女の人に大好きっていってる…!しかもかわいいって…!
ダメだダメだ、こんなので動揺したら顔に出ちゃう…!冷静に、冷静に…!
翔「笑顔がとっても可愛いんです。あいつのためならなんでも頑張れちゃうんですよ〜っ」
スタッフ「…?そうなんですね〜。」
翔「もう俺だけのお姫様です。世界一かわいい、俺だけの。ね?」
和也「っ!」
お、俺のこと見てんじゃね〜よ!!!
お前楽しんでんだろ〜〜〜!!!///
翔「じゃ、ありがとうございました。」
スタッフ「あっ、はい!行ってらっしゃ〜い!」
