
Happiness day
第28章 Crasy Moon ~キミ•ハ•ムテキ~
リビングに入って、すぐに目に飛び込んで来たのは
大きなガラス窓の向こうに広がる海
「すげっ…」
少し季節外れだけど、まだ人気があってもおかしくない時期
それなのに、浜辺には人っ子ひとりいない
プライベートビーチって、本当に人いないんだ…
『ふふっ…』っと、隣で笑う気配
彼女を見ると、ニコッと笑い
テーブルに置いてあったノートを手にした
ノートを開き、ペンで何かを書いている
書き終わったのか、俺に向かってノートを見せた
『お気に召していただけましたか?』
なるほど…喋れないから、筆談ね
「うんっ。さいっこう!
後で櫻井さんに何かお礼しなきゃね」
また、何かスラスラと書く
『そんな必要ありませんよ?
彼が勝手にやった事ですから』
「勝手に、って言っても
俺が頼んだ事だもん…
君にモデルを頼めたのも、櫻井さんのお陰だし
彼には感謝しかないから、ちゃんとお礼をしなきゃ駄目だよ」
すると、彼女は納得したのか、微笑みを浮かべて小さく頷いた
彼女はダイニングテーブルの椅子をひとつ引き、ポンポンと座面を叩く
「座れって?」
コクンと首を縦に振る彼女が、ノートに何か書く
『飲み物入れて来ます』
「え!いいよ!
君にはモデルを頼んだのに、そんな事させられない」
『私が飲みたいので、付き合ってもらえませんか?』
ニコッと笑ってノートを見せる
「それなら喜んで」
彼女の優しい気遣いが嬉しいから、ありがたく受け入れる事にした
大きなガラス窓の向こうに広がる海
「すげっ…」
少し季節外れだけど、まだ人気があってもおかしくない時期
それなのに、浜辺には人っ子ひとりいない
プライベートビーチって、本当に人いないんだ…
『ふふっ…』っと、隣で笑う気配
彼女を見ると、ニコッと笑い
テーブルに置いてあったノートを手にした
ノートを開き、ペンで何かを書いている
書き終わったのか、俺に向かってノートを見せた
『お気に召していただけましたか?』
なるほど…喋れないから、筆談ね
「うんっ。さいっこう!
後で櫻井さんに何かお礼しなきゃね」
また、何かスラスラと書く
『そんな必要ありませんよ?
彼が勝手にやった事ですから』
「勝手に、って言っても
俺が頼んだ事だもん…
君にモデルを頼めたのも、櫻井さんのお陰だし
彼には感謝しかないから、ちゃんとお礼をしなきゃ駄目だよ」
すると、彼女は納得したのか、微笑みを浮かべて小さく頷いた
彼女はダイニングテーブルの椅子をひとつ引き、ポンポンと座面を叩く
「座れって?」
コクンと首を縦に振る彼女が、ノートに何か書く
『飲み物入れて来ます』
「え!いいよ!
君にはモデルを頼んだのに、そんな事させられない」
『私が飲みたいので、付き合ってもらえませんか?』
ニコッと笑ってノートを見せる
「それなら喜んで」
彼女の優しい気遣いが嬉しいから、ありがたく受け入れる事にした
