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Happiness day

第28章 Crasy Moon ~キミ•ハ•ムテキ~

「松岡さんが助け舟出してくれたし…
あとは、櫻井さんが考え直してくれるのを祈るしかないね」

「そんな考えることじゃないと思うんだけどなぁ…
みんなが彼女の魅力を認めてるんだからさ
恋人じゃないなら、連絡取ってくれればいいんだよ
そもそも判断するのは、彼女本人に任せるべきじゃないのか?」

「モデルやらせたくない理由が、他にあるのかもね…」

「どんな理由だよ」

「そんなの俺にわかる訳ないじゃん…
わかってるなら、苦労はしないよ」

「はは…だよな…」

「まぁ、少し待ってみて、良い返事がもらえなかったら
もう一度、松岡さんを訪ねよう
あの様子だと、大野さんの味方になってくれそうじゃん?」

「だと良いんだけど…」


俺たちの心配をよそに、意外なくらいアッサリと返事が返って来た

「えっ⁉︎受けてくれるんですか?」

櫻井さんから、俺の元に電話が掛かってきたのは、松岡さんの所を訪ねてから5日後の事

『はい。ですが、彼女がモデルをやる前に、大野さんと打ち合わせをしたいのですが…』

「はい!それはいくらでも!」

『打ち合わせは、私がします
彼女は、モデルをする当日しか会えませんが、それでよろしいですか?』

「モデルをしてもらえるなら、それだけで十分です」

『わかりました。それでは、詳しいことは打ち合わせの時に…』

「ありがとうございます!」

櫻井さんと打ち合わせの日程を決めて電話を切った

ニノにメッセージを送ると『やったじゃん、おめでとう』の返信が返ってきた

彼女に会える…そう思っただけでウキウキして、天にも昇る心地だ

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