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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第5章 足跡と臆病な助手


「ここに収容される時に、成小坂は“成功した”と言っていた!それが“除霊”だとしたら――――…坊さんの霊はいったいどこに?

あのタイプの根暗女子の誰かに引き寄せられそっちに行った可能性もある…もしくは、熊田の方に憑くのを変更した…とも、考えられた。しかし、女たちには坊さん霊の塵さえ見えなかった。

と、なると…まだ、成小坂のそばにいるか、熊田を殺したアパートに置き去りにされたか…」



ペガサスは坊さん霊が成小坂から“除霊”されたのか確認しにきたのだと白馬は察した。


「見て――――わかるもんすか?」


「あ~…多分――――…いつもは、ボヤッと後ろの方でこっちを観察するみたいに立ってるからな」


次々でて来るオカルトワードに白馬はどんどんテンションが上がっていく!



「でも、俺が見えるって――――…悟られたらアウトだからな、そこんとこよろしく!」



「了解っす!努力します!」


その“努力します”でペガサスは「大丈夫かよ…」と、少し不安になった。





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