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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第5章 足跡と臆病な助手


ペガサスと白馬は面会室まで案内されると「ここで待つように」と、病院とは思えないような重々しい部屋に通された。




「うゎ…ドラマで見た――――ほら、あんな…え~っと、ど真ん中の面会室っすね」



白馬はドラマでよく見る留置所の面会室さながらの部屋に興味津々になり部屋を見渡す。


部屋をガラスの壁で仕切られ、向かい会うように座る場所がある。まさに、あの面会室だった。


「まぁ…なぁ――――まがいなりにも…容疑者だからな、直接会えるとは思ってねぇよ」


ペガサスも予想通りの面会室にため息が出でる。


しかし、さすが病院と言った点は一つだけあった、それは――――部屋がやたら…綺麗で明るく…真っ白…と、言うところだった。


留置所とは全然違う明るさの部屋に、ペガサスは逆に不気味さを感じていた。






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