
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第5章 足跡と臆病な助手
「そう言えば、ペガサスさんって、“浅沼”って名字でしたね、高田さんが“浅沼さん”って言ってるの聞いて思い出しました」
白馬は独特な雰囲気の高田を気にしつつ、ペガサスの本名を思い出す。
「呼び名なんてど~呼んでもらってもかまわないよ、俺はこだわらないし」
ペガサスは、自分がなんと呼ばれようが気にしないようだった。
そうこうしていると、いくつもの“関係者以外立入禁止”の張り紙やプレート、立て看板等を通りすぎ――――…
警備員の二人立つ厳重な扉まで来ていた。
「さぁ、ここからは気を引きしめて…何が起こるか俺にも検討がつかん!」
ペガサスは大きく深呼吸をすると警備員に許可書を見せた。
