
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第5章 足跡と臆病な助手
「はい、ここからが――――…俺たちの自由に出入りできないフロア…
どう?ここから分かる?見えないなら…奥の手だけど…」
高田は別格感強めなフロアの前でペガサスにお伺いを立てる。
「だめだ――――…見えない…感じないしな…」
「そう――――…アイツが来てから、雰囲気はかなり悪いんだが…俺は姿は見えないし…“成功した”ってのは…まゆつばものかと…」
「マジで?――――でも、関係者の周りにはいなかったぞ?なら、何処に行ったって言うんだ…」
ペガサスと高田はフロアの前で真剣に話ながら大きくため息をついた。
「あの~…かなり、おいてけぼりなんですけど…」
白馬は自分達を無視してオカルト関係の話をしている二人に割ってはいる。
