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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第5章 足跡と臆病な助手


受け付けに話を通すと、白衣を着た人が三人を案内した。


「悪かったな無理を聞いてもらって」


ペガサスは白衣の人物に礼を言うと煌太と白馬を紹介した。


「なるほど――――…面白い二人ですね。

でも、今回限りですよ?俺が出来るのは面会の手前までが限界ですから…後は…浅沼さんの運次第って感じです」



ペガサスは白衣の人物に「ここまで入れれば後は大丈夫だから」と、親指を立てた。


「ペガサスさん…この人は?」


静かな病院の廊下でコソッと聞く煌太にペガサスは「あ~、この人」と、軽めに答えだした。



「高田(たかだ)さんだ、まぁ…昔オカルト関係で助けた…人?だ、今は飲み友達…こいつ、安くてうまい店知ってるんだよ~」



“オカルト関係”で知り合った人と聞いて、白馬の目の輝きが変わる。


「え、マジで――――、今度俺たちも飲みに誘ってくださいよ!その、オカルト話聞きたいっす!」



「そうだね、機会があったら」


少し困ったような顔をしつつ白馬に答えた高田はオカルト関係は苦手らしい。


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