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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第5章 足跡と臆病な助手


病院につくと、ただならぬ雰囲気に通常の病院とはどこか違うと嫌でも感じ取れた。


煌太も白馬もこのような特殊な病院に来たことはなかったが、見た目綺麗な病院でも何故か近寄りがたい、どんよりとした何かが固まりとして人を拒絶しているようだった。



「さてと、普通の病院と代わりないが…警察関係の病院でもあるからな…怪しい動きをしたら即効でロックオンされるからな!」



「マジかよ…おどかすなよ」



ビビりな煌太は冗談だと思いながらも一階のロビーから緊張で足が震えていた。


「まっ、やましいことないんだし堂々としてろよ」


逆に平然とペガサスと歩く白馬は足取りがウキウキしていて、今にもスキップをしそうだ。


「ったく――――煌太の奴、マジで警戒してるんだな、まぁ…それが正解なんだけどな」


ペガサスは対極的な二人を見て心の中で笑うが、ポロっと言葉が溢れる。





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