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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第5章 足跡と臆病な助手


思いがけない場所指定に煌太はゾクッと背中が寒くなった。


「ペガサスさん…なかなか許可がおりないって言ってませんでしたか?」


「お~、それな!ど~にか許可が出たんだよ!まぁ、事件を起こす前から知り合いだったし、何度かあってるからな…友達枠って名目で――――…取材とかじゃ絶対許可なんか降りないからな!」



適当なタクシーを捕まえると、ペガサスは病院名を告げ運転手に向かわせた。


「それにしても――――…さっきのファミレス料金!クソ高かったな!どんだけ爆食されたんだよ…モンスターなみの女だったのか?」


さっきのファミレスのレシートを見ながらペガサスは大きくため息をついた。


「すみません…悪口大会的な女子会が繰り広げられたんすよ…」


白馬が申し訳なさそうにペガサスに言うと「災難だったな、女子会に男が混ざるのは地獄だからな」と、状況が分かっているかのような言い方でなだめた。



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