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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第5章 足跡と臆病な助手


それから、何件か“熊田 千秋のゲス話”を遠慮しながらも積極的にしゃべってる天野さんの事を、許可をとり写真に何枚かと動画で少し撮影し、別れた。



「ふぅ~…女の悪口って止まらねぇ~なぁ…」


「だな、クタクタだよ…、ま~一応、写真も動画も撮ったけど…見るたびに闇を覗く気分だな…

しかも、まだまだ自称被害者はいそうだしな」



天野さんを筆頭に、熊田から被害を受けている女性は他にもいるらしかった。


「恐るべし…“地味ネットワーク”」


白馬はグッタリとした体をお越し、当たり前のように奢りでしょ?と、出ていった天野さんの分と煌太の分のドリンク代をレジで支払った。


「白馬、俺のぶんは自分で払うし…何なら…彼女の分は割り勘にしようぜ…お前ばっかり負担するのは――――…違う気がする」



いくら金に溶融がある家の息子だからと、煌太は白馬に甘えたりしなかった。


「そ~いう、謙虚さ好きだぜ煌太!お前みたいな女がいたら即効~付き合うのに!いないもんなだよなぁ~煌太みたいな女!

俺ん家の家業聞いて目の色変える女ばっかりだからさぁ~…お前は違うからな!楽なんだよねぇ~!」



「はあ?」と、引き気味で金を渡す煌太は本当にガッカリしている白馬を見て…自分が女になって白馬と付き合う事を想像したが――――…



「うぇ!――――ないな…」


と、渋い顔をした。






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