テキストサイズ

【参加型小説・連鎖の尻尾】

第5章 足跡と臆病な助手


その後、天野から聞いた他の被害者にも話を聞いた。


しかし、聞き取り後は疲労がマックスになり…最後の被害者が終わると、聞き取り場所のファミレスから二人は一歩も動けないでいた。




「女って…マジで怖い…」


白馬がテーブルに項垂れる隣で煌太も力なくうなずいた。


「本当に――――…女って裏表有りすぎて怖い」


最後の女性に至っては、友達まで連れてきて夕飯をバカスカ注文したあげくペロッと平らげ「ごちそうさま」も無いまま去っていった。


しかも彼女たちは、煌太と白馬が要るにも関わらず、熊田を会話のネタにしながらも悪口を言いながら晩御飯を食べる――――と、言う女子会状態を繰り広げた。


ちゃんと、質問には答えてくれたが…その質問から発生した悪口がどんどん広がっていき…今の自分達の現状を嘆く…と、意味の分からない自虐と同情、同意を繰り返し続けた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ