無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

美桜「ねぇ、涼野くんって彼女いないの？」


聖輝「えっ？」


美桜「彼女、好きな人とかは？」


聖輝「いやぁ…僕は全然…」


美桜「そうなんだ…良かったらいい人紹介してあげようか？」


聖輝「いっいや、大丈夫です！」


美桜「そう？結構可愛い子なんだけどな〜」


聖輝「いや、僕…今は彼女欲しいとかないので…」


美桜「あっそうなの？」


聖輝「はい…」


美桜「そっか、そう思う時もあるよね。」


聖輝「……。」


彼女どころか…


女の子の友達を作るのでさえ怖い…


バイト先の先輩達なら全然大丈夫なんだけど…


ガチャッ


小坂「お疲れ様。」


「「お疲れ様です。」」


小坂「はぁ…今日も暑いなぁ…」


聖輝「暑いですね…」


美桜「小坂さん、この間はありがとうございました。」


小坂「あぁ、いいよいいよ。」


聖輝「この間…？」


美桜「先週風邪引いた時に無理言ってシフト代わってもらったの。」


聖輝「あぁ、そうだったんですね。」


小坂「体調不良は仕方ないからな。」


美桜「これ、お礼のブラックコーヒーです。」


小坂「おっ、わざわざごめんね、ありがとう。」


聖輝「小坂さんはブラック派なんですか？」


小坂「うん、砂糖やミルクは入れないかな。」


美桜「へぇ〜、大人ですね。」


小坂「まぁね、2人はブラック苦手？」


聖輝「僕はダメですね…」


美桜「私も微糖が好みかな〜」


小坂「そっかそっか、2人ともまだまだお子様だな。」


聖輝「なっ？！」


美桜「何それ、ムカつく〜！」


小坂「あははっ！」


聖輝「むぅ…」


確かにまだまだ子どもだけど…