
CHOCO❤︎LAVE
第12章 異変
聖輝「休憩入ります。」
「はーい。」
僕は先輩に声をかけ、休憩を取った。
聖輝「ふぅ…今日も忙しいなぁ…」
ガチャッ
「涼野くん、お疲れ様。」
聖輝「お疲れ様です。」
休憩室に入ってきたのは、僕の3つ年上の斎藤美桜さん。
今年大学4回生で来年の春から化粧品会社に入社する予定。
美桜「平日だけど、結構忙しいね。」
聖輝「そうですね、学生のお客様が増えましたよね。」
美桜「そうね、夏休みだからかな?」
聖輝「ですかね。」
美桜「夏休みかぁ…」
聖輝「どうかしました?」
美桜「いや、来年から社会人になるんだって思うとね…」
聖輝「そっか…来年卒業ですもんね…」
美桜「何かあっという間だったな…学生時代…」
聖輝「楽しかったですか?」
美桜「うん、すごい充実した学生生活を送れたと思う。」
聖輝「おぉ〜!」
美桜「あとは卒業論文を完成させるのみかな。」
聖輝「卒業論文…」
そう、大学生にとって一番頭を抱えるのが卒業論文。
これを期日までに仕上げないと卒業できない…
聖輝「頑張ってくださいね。」
美桜「うん、ありがとう。」
