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仕方ない…この後で聞いてもらおう。

もちろん、あの子の事も
愛菜なら何か知ってるかもしれない。

先生が教壇に立った後
皆はガヤガヤと席に戻っていく。

それにしても…


みんな、何だか浮わついてるなー。


特に女子が異常なほど。


『マリ、マリ！』

「ん？あら、葵ちゃん！」


『なに？みんなどうしたの？

今日何かあるの？』


「あら、知りませんの？


今日は、転校生が--………」


「皆さん静かに〜」


マリの言葉を遮るように
先生の言葉が重なる。


一旦私達の会話は途切れた。


それにしても、転校生って…？


「今日はこのクラスに
新しく仲間が入ることになりました。
まだ、こちらに来て…」

「葵ちゃん、直に分かるわ♪」


マリは声を潜めてそう言うと
可愛らしくウィンクをした。


その間に先生の長たらしい
話しも終わったらしく…。