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ふぃくしょんエッチ

第3章 トウメイニンゲン

『控え室015…
お前は…どこに隠れてる?ククク…』


ガチャ…


「っ誰だ!?」


予期せぬ来訪者に肩がビクリと揺れる。


もちろん相手も吃驚した表情だ。
「あの…クリスが…オモチャを
忘れたから取りに来たの……
邪魔したなら…ごめんなさい…」

マリア!!

サイドテーブルに目をやると
確かに白い飛行機のオモチャが。

「どうして!!早くにげろッ!!」


マリアに追いつくより先に。


『控え室………020……』


電話越しに聞こえた悪魔の宣告。

「マリ…」


「リチャード?フグッ!!」


何もいないのに。
取り押さえられたようにもがく
マリア。


『タイムオーバー!!
さぁ、みんなで仲良くパーティを
始めようじゃないか!!
ははははははははは!!!』



銀色のナイフがペタッと
マリアの頬を撫でた。



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