
take a breather
第3章 このままもっと
「ねぇ、翔ちゃんは今付き合ってる人いないの?」
ニノが真剣な表情で聞いてきた。
さっきまでふたりの事根掘り葉掘り聞いちゃったしな…
「いないよ、この前フラれたばっか」
重い話にならないように軽めに言った。
「えっ…フラれたの?その割りには元気そうだね」
「ん、落ち込んでないし、フラれた原因は俺にあるから」
「なに、変な性癖でも持ってんの?」
「持ってないよっ!」
潤に真面目な顔で聞かれ思いっきり否定した。
なんだよ、変な性癖って。お前の方がよっぽど持ってそうだぞ。
「わりぃわりぃ。だって翔がフラれる事なんてあるんだな、って思ったから。
お前だったら完璧に女性をエスコートしそうなのに」
そっか…俺、女性と付き合ってたと思われてるんだ。
まぁ、普通はそうだよな。
ふたりがカミングアウトしてくれたんだから、俺も隠す必要ないか
「俺…付き合ってたの男だった」
「「はっ⁉」」
潤とニノの驚きの声がピタリとハモった。
「えっ、マジで?なんで?」
潤が信じられないとでも言いたそうな表情で俺を見つめる。
「マジだよ…なんでそんな驚いてんだよ。お前らだって男同士で付き合ってるだろ」
「そりゃそうだけど…
お前が、なんでよりによって男なんかと…」
潤の視線が智くんに移る。
その目が哀しそうに見えるのは気のせいか?
ニノが真剣な表情で聞いてきた。
さっきまでふたりの事根掘り葉掘り聞いちゃったしな…
「いないよ、この前フラれたばっか」
重い話にならないように軽めに言った。
「えっ…フラれたの?その割りには元気そうだね」
「ん、落ち込んでないし、フラれた原因は俺にあるから」
「なに、変な性癖でも持ってんの?」
「持ってないよっ!」
潤に真面目な顔で聞かれ思いっきり否定した。
なんだよ、変な性癖って。お前の方がよっぽど持ってそうだぞ。
「わりぃわりぃ。だって翔がフラれる事なんてあるんだな、って思ったから。
お前だったら完璧に女性をエスコートしそうなのに」
そっか…俺、女性と付き合ってたと思われてるんだ。
まぁ、普通はそうだよな。
ふたりがカミングアウトしてくれたんだから、俺も隠す必要ないか
「俺…付き合ってたの男だった」
「「はっ⁉」」
潤とニノの驚きの声がピタリとハモった。
「えっ、マジで?なんで?」
潤が信じられないとでも言いたそうな表情で俺を見つめる。
「マジだよ…なんでそんな驚いてんだよ。お前らだって男同士で付き合ってるだろ」
「そりゃそうだけど…
お前が、なんでよりによって男なんかと…」
潤の視線が智くんに移る。
その目が哀しそうに見えるのは気のせいか?
