
take a breather
第19章 ROMANCE
「翔ちゃん、そろそろ行こうか?」
智くんに突然言われ、ドキッとした
この後何か約束してたっけ?
「え、と…どこに?」
「どこにって…俺ん家でしょ?
今日、カテキョーの日だよ?」
「あっ!」
そうだった…
智くんに会えると思って待ち遠しかったのに
ここで智くんに会えたから
すっかり頭から抜けちゃってた
「これからふたりきりでお勉強〜?」
「自分から進んで勉強しようなんて
俺が教えてた頃とは大違いだな」
「翔ちゃんと潤じゃ
教え方が天と地ほど違うんだよ」
「ふんっ悪かったな!
翔、そのクソ生意気なガキのことよろしく頼む」
「う…うん…
智くん、行こっか…」
潤の言葉に深い意味はないと思うんだ…
でも『よろしく頼む』なんて言われるとなんだか気恥ずかしくて…
「あっ、翔ちゃん」
「えっ?」
慌てて立ち上がった俺を
まだ座ったままの智くんが見上げる
「手…掴んだまま、だけど…」
「あ…」
動揺していたのか
握った智くんの手を離さずに立ち上がってしまい
しっかりと繋がれている手…
「ご、ごめんっ」
急いで智くんの手を離した
「ははっ!頼む方を間違えたか…
智、翔のことよろしく頼むな?
こいつ、しっかりしてるようで
意外と天然なところあるから」
「そんなのよ〜く知ってるよ
じゃあ、またな?潤、相葉ちゃん」
「おう、またな」
「バイバ〜イ」
「行くよ翔ちゃん」
「えっ…あっ…」
一度離した手を智くんが握り、歩き出した
智くんに突然言われ、ドキッとした
この後何か約束してたっけ?
「え、と…どこに?」
「どこにって…俺ん家でしょ?
今日、カテキョーの日だよ?」
「あっ!」
そうだった…
智くんに会えると思って待ち遠しかったのに
ここで智くんに会えたから
すっかり頭から抜けちゃってた
「これからふたりきりでお勉強〜?」
「自分から進んで勉強しようなんて
俺が教えてた頃とは大違いだな」
「翔ちゃんと潤じゃ
教え方が天と地ほど違うんだよ」
「ふんっ悪かったな!
翔、そのクソ生意気なガキのことよろしく頼む」
「う…うん…
智くん、行こっか…」
潤の言葉に深い意味はないと思うんだ…
でも『よろしく頼む』なんて言われるとなんだか気恥ずかしくて…
「あっ、翔ちゃん」
「えっ?」
慌てて立ち上がった俺を
まだ座ったままの智くんが見上げる
「手…掴んだまま、だけど…」
「あ…」
動揺していたのか
握った智くんの手を離さずに立ち上がってしまい
しっかりと繋がれている手…
「ご、ごめんっ」
急いで智くんの手を離した
「ははっ!頼む方を間違えたか…
智、翔のことよろしく頼むな?
こいつ、しっかりしてるようで
意外と天然なところあるから」
「そんなのよ〜く知ってるよ
じゃあ、またな?潤、相葉ちゃん」
「おう、またな」
「バイバ〜イ」
「行くよ翔ちゃん」
「えっ…あっ…」
一度離した手を智くんが握り、歩き出した
