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take a breather

第19章 ROMANCE

「上手くいったな」

「カンペキ〜」

「お疲れ」

無事パフォーマンスを終え
3人でハイタッチ

「楽しかったねぇ」

「うん。他の人たちのダンスも近くで観られて勉強になったし
他の参加者と交流を持てたのも良かった」

「だろ?ダンスって年齢関係なくダチになれんだよな」

「うんっ!俺、社会人の人と普通に世間話したの初めてかも
今までって友達の親とか近所のおばちゃんとかしか話したことなかったから
どこか子供扱いされてるじゃん
大人の人と友達になるのって新鮮〜」

雅紀がいつも以上にハイテンション
そういう俺もかなり楽しんじゃったけどね

「いい経験させてもらったよ
またこういうイベントに参加したいな」

「おう、またなんか探してくるよ」

「ありがと〜、潤」

雅紀が潤に抱きついて頬擦りする

「わかったから離れろ!
お前はスキンシップが激しすぎる!」

「嬉しいくせに〜」

更にグイグイと頬を擦りつけた

怯まないのが雅紀らしい

「雅紀!離せって
バトルの集合に遅れる!」

「は〜い。いってらっしゃ〜い
応援してるね〜」

漸く雅紀に解放された潤がホッと息を吐き身なりを整える

「勝算はあるんだろ?」

「ん〜、どうだろ?
あいつにスイッチが入っちまったからなぁ…」

「あいつ?」

「おっと!マジで遅れる。じゃあ行くな」

「頑張れ〜潤」

雅紀の声援に潤が手を上げて応え走って行った

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