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本日、快晴

野外のイベントをやるには絶好のポカポカ陽気

イベント自体は午後1時から開始だけど
午前中に軽くリハが行われる

そのリハ終了後、近くのファストフード店でランチを摂った

「はぁ〜、緊張して来たぁ」

そう言いつつ
大口でハンバーガーにかぶりつくんだから
雅紀は相当な大物だと思う…

「あんま食べ過ぎんなよ？
動き悪くなるぞ？」

潤はダンスに対してストイックだから
その辺の調整も完璧

「だってお腹空いたら動けなくなるじゃん」

「本番までそんな時間ないんだから
終わってから食えばいいだろ？」

「あっ！そっか、その手があった」

そんなの、普通のことだろ…

こんな潤と雅紀のやり取りを見ていると緊張も解れる

「ねぇ、翔は緊張してない？
もうすぐ憧れの人に会えるかもしれないんだよ？」

「別に会うとかじゃないじゃん…
彼のダンスは楽しみだけど
ステージの下で観られれば十分だから」

変に盛り上がられると困るんだけど…

智くんに対して悪いことをしてるみたいで
なんだか後ろめたくなってくる

こんな気持ちになるのは
潤の言う通り
俺の中で智くんの存在が変わって来てるから…なんだろうな

あのデートした日から、まだ智くんには会ってない

今日はカテキョーの日だから
夕方には智くんに会える

もちろん今日のイベントも楽しみにしてたけど
早く今日にならないかと待ち遠しかったのは
智くんのカテキョーが入ってるから

『智くんに会いたいな』

あの日から、そう思ってる俺がいる