
take a breather
第18章 君への想い
「初めてふたりで飲みに行くってなった時
結局、櫻井さんも行くことになったじゃないですか」
「うん。会社出る時、翔くんに会って
『一緒に飲みに行って良いか?』って聞かれて3人で行ったんだよね?」
「俺、3人で飲みに行った時点で諦めたんですよ
大野さんの事」
「僕が翔くんを好きだって
なんとなくわかったから?」
「もちろんそれもありますよ?
でもそれだけじゃないんです
俺が諦めた理由は…」
「あの時、何かあった?」
途中から記憶ないんだよね…
翔くんにしがみついてたことさえ覚えてないし…
「失礼な言い方かも知れないですけど
俺、大野さんの事、簡単に落とせると思ってたんです
学生の頃も男と付き合ったことあって
大野さんみたいなフワフワしてるタイプって押しに弱いんですよね
だから楽勝じゃね?って
でもそんな浮ついた気持ちで人に手を出しちゃいけないんだって
櫻井さんに教えられたんです」
「翔くんに?」
「はい。だからあの人は俺の人生の師匠なんです」
あの時からやたらと風ちゃんが翔くんの事を尊敬してるのはそういう事?
僕がベロベロに酔った後
翔くんが風ちゃんに何かを話したのか…
「翔くんと何話したの?」
「それは俺からは言えません
そんな事したら、俺、櫻井さんにボコられる」
「翔くんはそんな事しないよ」
「わかってますよ
でもそれくらい大事な話しを俺にしてくれたんです
だからその信頼は無くしたくない」
風ちゃんの言葉から翔くんに対する尊敬の念が伝わる
「…大野さん」
「ん?」
「大野さんの想いが浮ついたモノじゃないなら
諦めないで欲しいな」
翔くんを師匠と仰ぐ風ちゃんの言葉…
それって、翔くんだったら同じ事を言うって事だよね
ならもう少し続けていようかな
僕の本気の想い
「…うん…もう少し頑張ってみる」
風ちゃんが嬉しそうに頷いた
結局、櫻井さんも行くことになったじゃないですか」
「うん。会社出る時、翔くんに会って
『一緒に飲みに行って良いか?』って聞かれて3人で行ったんだよね?」
「俺、3人で飲みに行った時点で諦めたんですよ
大野さんの事」
「僕が翔くんを好きだって
なんとなくわかったから?」
「もちろんそれもありますよ?
でもそれだけじゃないんです
俺が諦めた理由は…」
「あの時、何かあった?」
途中から記憶ないんだよね…
翔くんにしがみついてたことさえ覚えてないし…
「失礼な言い方かも知れないですけど
俺、大野さんの事、簡単に落とせると思ってたんです
学生の頃も男と付き合ったことあって
大野さんみたいなフワフワしてるタイプって押しに弱いんですよね
だから楽勝じゃね?って
でもそんな浮ついた気持ちで人に手を出しちゃいけないんだって
櫻井さんに教えられたんです」
「翔くんに?」
「はい。だからあの人は俺の人生の師匠なんです」
あの時からやたらと風ちゃんが翔くんの事を尊敬してるのはそういう事?
僕がベロベロに酔った後
翔くんが風ちゃんに何かを話したのか…
「翔くんと何話したの?」
「それは俺からは言えません
そんな事したら、俺、櫻井さんにボコられる」
「翔くんはそんな事しないよ」
「わかってますよ
でもそれくらい大事な話しを俺にしてくれたんです
だからその信頼は無くしたくない」
風ちゃんの言葉から翔くんに対する尊敬の念が伝わる
「…大野さん」
「ん?」
「大野さんの想いが浮ついたモノじゃないなら
諦めないで欲しいな」
翔くんを師匠と仰ぐ風ちゃんの言葉…
それって、翔くんだったら同じ事を言うって事だよね
ならもう少し続けていようかな
僕の本気の想い
「…うん…もう少し頑張ってみる」
風ちゃんが嬉しそうに頷いた
