
take a breather
第18章 君への想い
部屋に戻るとドアの鍵は開いていた
「あ〜、おかえりなさぁい」
悪びれる様子もなく風ちゃんが笑顔で挨拶をする
確かにね、風ちゃんは悪くないよ
寝る時に鍵を締めるのは当然のこと…
でもさ、同室の人間が入れなかったんだから
少しくらい『申し訳ない』とかない訳?
「どうでした?櫻井さんとの一夜は」
さも当然とばかりに聞いてくる
ここに入れなかったんだから
翔くんの部屋に泊まったと推測するのはわかるけど
「特に何も…
てか、覚えてないし…」
「でしょうね」
でしょうね?
「どういうこと?
なんで僕の記憶がないこと知ってるの?」
「だって俺、櫻井さんの部屋訪ねたから」
「えっ!いつ⁈」
「ん〜、11時くらいかなぁ…
一眠りして、大野さんが戻って来てないから
きっと櫻井さんの所だろうと…
で、案の定大野さんがいたわけですけど」
全然覚えてない…
「僕、その時もう寝てた?」
「いいえ?ベロベロに酔って櫻井さんにしがみついてました『しょおく〜ん』って
だから櫻井さんが『このまま置いてっていいよ』って」
「嘘っ⁈」
「嘘じゃないっすよ
櫻井さん、何も言ってなかったんですか?」
「…言ってない
僕、凄い迷惑…」
「ま、いいんじゃないですか?
櫻井さんが何も言わなかったのなら」
「良くないよ…
どうしよう…翔くんに嫌われたら…」
「ははっ!それは無いわぁ」
風ちゃんに笑い飛ばされた
こっちは真剣なのに…
「なんでだよ!」
「だって、しがみついてる大野さんのこと抱きしめてたから」
「…へ?」
抱きしめて…?
「あ〜、おかえりなさぁい」
悪びれる様子もなく風ちゃんが笑顔で挨拶をする
確かにね、風ちゃんは悪くないよ
寝る時に鍵を締めるのは当然のこと…
でもさ、同室の人間が入れなかったんだから
少しくらい『申し訳ない』とかない訳?
「どうでした?櫻井さんとの一夜は」
さも当然とばかりに聞いてくる
ここに入れなかったんだから
翔くんの部屋に泊まったと推測するのはわかるけど
「特に何も…
てか、覚えてないし…」
「でしょうね」
でしょうね?
「どういうこと?
なんで僕の記憶がないこと知ってるの?」
「だって俺、櫻井さんの部屋訪ねたから」
「えっ!いつ⁈」
「ん〜、11時くらいかなぁ…
一眠りして、大野さんが戻って来てないから
きっと櫻井さんの所だろうと…
で、案の定大野さんがいたわけですけど」
全然覚えてない…
「僕、その時もう寝てた?」
「いいえ?ベロベロに酔って櫻井さんにしがみついてました『しょおく〜ん』って
だから櫻井さんが『このまま置いてっていいよ』って」
「嘘っ⁈」
「嘘じゃないっすよ
櫻井さん、何も言ってなかったんですか?」
「…言ってない
僕、凄い迷惑…」
「ま、いいんじゃないですか?
櫻井さんが何も言わなかったのなら」
「良くないよ…
どうしよう…翔くんに嫌われたら…」
「ははっ!それは無いわぁ」
風ちゃんに笑い飛ばされた
こっちは真剣なのに…
「なんでだよ!」
「だって、しがみついてる大野さんのこと抱きしめてたから」
「…へ?」
抱きしめて…?
