
take a breather
第18章 君への想い
お風呂から上がって部屋に戻る
「じゃあ、今度こそおやすみ」
「おやすみ」
僕の部屋の前で挨拶をしてドアノブに手を掛けた
「…あ」
「どうした?」
「部屋の鍵…閉まってる」
「え?鍵は?持って来なかったの?」
「だって風ちゃんが居たから置いてきちゃった」
「あ、そっか…
風磨のヤツ、寝るのに鍵掛けたのか」
翔くんがドアを軽くノックする
部屋の中からは何の物音もしない
「防犯上仕方ないよね」
「まぁ…とった行動は正解と言えば正解なんだけど…」
「今にも寝そうだったんだから
僕が鍵を持って出れば良かったんだ」
「アイツ、こんなノックぐらいじゃ起きなさそうだよな」
「どうしよ…」
「仕方ない、俺の部屋おいでよ」
「えっ⁈いいの?」
「本当は駄目だけど
いいよ、智なら
その代わり他のお客様には内緒だぞ?」
「うんっ、ありがとう。助かる」
翔くんの部屋に案内される
「どうぞ」
「お邪魔します…」
ドアを開け中に入れてもらった
部屋の中にはベッドがひとつ…
「翔くんの部屋ってシングルなの?」
「そうだよ?ひとりで泊まるのにツインの必要ないだろ?
無駄な経費が掛かる」
「あ、そっか…」
「座るとこないからベッドに座って?」
「あぁ…うん」
ひとり部屋だと座る椅子もひとつしか無いんだ
翔くんが部屋の冷蔵庫を開けた
缶ビールを両方の手に1本ずつ持って1本を僕に差し出す
「何でビールがあるの?」
部屋の冷蔵庫は空っぽのはず
「風呂上がりに飲む用にいつも持ってくるんだ」
「準備いいんだね?」
「ははっ、まぁな…」
プルタブを開けながら翔くんが僕の隣に座った
「乾杯」
「あっ、チョット待って…」
急いでプルタブを開けて翔くんの方に向けた
「乾杯…」
翔くんの缶ビールにコツンと当てると
翔くんは笑顔で缶ビールを一気に煽り
僕もそれにならって一気に煽る
「じゃあ、今度こそおやすみ」
「おやすみ」
僕の部屋の前で挨拶をしてドアノブに手を掛けた
「…あ」
「どうした?」
「部屋の鍵…閉まってる」
「え?鍵は?持って来なかったの?」
「だって風ちゃんが居たから置いてきちゃった」
「あ、そっか…
風磨のヤツ、寝るのに鍵掛けたのか」
翔くんがドアを軽くノックする
部屋の中からは何の物音もしない
「防犯上仕方ないよね」
「まぁ…とった行動は正解と言えば正解なんだけど…」
「今にも寝そうだったんだから
僕が鍵を持って出れば良かったんだ」
「アイツ、こんなノックぐらいじゃ起きなさそうだよな」
「どうしよ…」
「仕方ない、俺の部屋おいでよ」
「えっ⁈いいの?」
「本当は駄目だけど
いいよ、智なら
その代わり他のお客様には内緒だぞ?」
「うんっ、ありがとう。助かる」
翔くんの部屋に案内される
「どうぞ」
「お邪魔します…」
ドアを開け中に入れてもらった
部屋の中にはベッドがひとつ…
「翔くんの部屋ってシングルなの?」
「そうだよ?ひとりで泊まるのにツインの必要ないだろ?
無駄な経費が掛かる」
「あ、そっか…」
「座るとこないからベッドに座って?」
「あぁ…うん」
ひとり部屋だと座る椅子もひとつしか無いんだ
翔くんが部屋の冷蔵庫を開けた
缶ビールを両方の手に1本ずつ持って1本を僕に差し出す
「何でビールがあるの?」
部屋の冷蔵庫は空っぽのはず
「風呂上がりに飲む用にいつも持ってくるんだ」
「準備いいんだね?」
「ははっ、まぁな…」
プルタブを開けながら翔くんが僕の隣に座った
「乾杯」
「あっ、チョット待って…」
急いでプルタブを開けて翔くんの方に向けた
「乾杯…」
翔くんの缶ビールにコツンと当てると
翔くんは笑顔で缶ビールを一気に煽り
僕もそれにならって一気に煽る
