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take a breather

第18章 君への想い

廊下に出ると既に翔くんが廊下に出ていた

「ごめんっ、待たせちゃった?」

翔くんに走り寄ると翔くんは優しい微笑みで迎えてくれる

「ううん、俺も今出たとこ」

「よかった…誘っておいて待たせちゃったかと思った」

「大丈夫だよ…さ、行こっか
って、あれ?風磨は?」

「あ…風ちゃんは疲れたから行かないって」

「そうなんだ…若いくせに意外と中身ジジイだな、アイツ」

「温泉入る方がジジイだと思うけど?」

「ははっ…だな
じゃあ、行くか」

「うん…えっ…」

翔くんの腕が肩に回る

「行こ?」

「あ、うん…」

翔くんに肩を抱かれたままエレベーターへと乗り込んだ

「温泉は最上階にあるんだよ?
露天風呂もあって、そこから見る夜景は絶景だから」

「そ、そうなんだ…」

風ちゃんのこと羨ましいと思ったけど
どうしよう…ドキドキが止まらない

エレベーターが止まると翔くんの腕が僕の肩から離れてく
ちょっと寂しいな…

「どうした?降りるぞ?智」

「あっ!う、うんっ」

振り向く翔くんの後に続いて慌ててエレベーターから降りた

脱衣所に入ると手早く服を脱いでいく翔くん

「うー、さみぃ〜。先行ってるな」

「うっ、うん…僕もすぐ行くから」

見てしまった…翔くんの裸…

お風呂入るんだから裸になるのは当たり前なんだけど
一瞬、目に入った逞しい翔くんの体にドギマギして
服を脱ぐ手が止まってしまった

服着てると細身なのに、あんなに筋肉ついてるんだ…

だめだっ、思い出しただけで顔が火照る

この後、僕は一体どこに視線をやればいいんだろう…

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