
take a breather
第13章 Monster
「まっ、待って!
そんな事言われても、俺知らなっ…」
「知らなくてもいいよ
おいらが探し出したんだから
翔は間違いなくショウタだよ」
「でもっ…だって…」
俺自身が『ショウタ』だった事がわかってないのに…
もしかすると人違いかもしれないのに…
そんなんで智くんは俺を選んで大丈夫?
何百年も思い続けてきたんだよ?
万が一、他に本当のショウタの生まれ変わりがいたら
今まで智くんがしてきた事は何の意味も持たなくなっちゃうんじゃ…
「翔?」
「なにか確信があるの?
俺がショウタの生まれ変わりだって…」
「ある」
ハッキリと言い切る智くん
「なに?」
「あの夜、ショウタに呼ばれてる気がした…
あんな事初めてだったよ
その方角に向かって行ったら、段々と強く引き寄せられて
暗闇の中にショウタの気配を感じた…
翔を目の当たりにした時、ショウタだって確信した」
「なんで?似てるの?俺とショウタ…」
「似てる…見た目もだけど
それ以上に似てるのは翔が纏ってる空気…今で言うオーラってやつ?」
「オーラ…」
そんな目に見えないものを言われても…
「信じられない?
おいらが言ってること」
にわかには信じ難い…
けど、智くんの存在自体が信じ難い事
なのにそれを俺は初めから受け入れてる
そして今、智くんが言ってる事が事実であって欲しいと思う自分がいる
好きな人に、生まれてくる前から愛されていたなんて
こんなに幸せなことはないから…
そんな事言われても、俺知らなっ…」
「知らなくてもいいよ
おいらが探し出したんだから
翔は間違いなくショウタだよ」
「でもっ…だって…」
俺自身が『ショウタ』だった事がわかってないのに…
もしかすると人違いかもしれないのに…
そんなんで智くんは俺を選んで大丈夫?
何百年も思い続けてきたんだよ?
万が一、他に本当のショウタの生まれ変わりがいたら
今まで智くんがしてきた事は何の意味も持たなくなっちゃうんじゃ…
「翔?」
「なにか確信があるの?
俺がショウタの生まれ変わりだって…」
「ある」
ハッキリと言い切る智くん
「なに?」
「あの夜、ショウタに呼ばれてる気がした…
あんな事初めてだったよ
その方角に向かって行ったら、段々と強く引き寄せられて
暗闇の中にショウタの気配を感じた…
翔を目の当たりにした時、ショウタだって確信した」
「なんで?似てるの?俺とショウタ…」
「似てる…見た目もだけど
それ以上に似てるのは翔が纏ってる空気…今で言うオーラってやつ?」
「オーラ…」
そんな目に見えないものを言われても…
「信じられない?
おいらが言ってること」
にわかには信じ難い…
けど、智くんの存在自体が信じ難い事
なのにそれを俺は初めから受け入れてる
そして今、智くんが言ってる事が事実であって欲しいと思う自分がいる
好きな人に、生まれてくる前から愛されていたなんて
こんなに幸せなことはないから…
