
take a breather
第13章 Monster
「で?なにを考え込んでたんだ?」
「え?あ…えと…さっき、智くん…俺にキスした、よね?」
「ん、した…」
智くんは平然と答える
「…何回?」
「2回」
やっぱり最初のキスもリアルの智くんがしたんだ
「その…なんで…」
「なんでって、したかったから」
「もしかして…直接血を吸おうとした?」
何度か言われてるけど吸わせなかったから強行に出た?
「寝てる時に不意打ちなんて卑怯なマネしないよ
翔の人生が変わるんだ
吸うならちゃんと翔の許可が出てからだよ」
「そうだよね、ごめん疑って…」
じゃあなんで…
「翔はなんでおいらにキスしたの?」
「えっ⁉︎あっ、そっ、それは…」
どちらからされたキスか知りたかったから
サトシなのか智くんなのか…
俺はサトシに恋してると思ってたけど
実際に恋した相手は智くんで…
キスしてくれたのが智くんなら良いなぁって思った
「同じだと思うよ?
おいらが翔にキスした理由と
翔がおいらにキスした理由は」
「同じ?」
智くんを見ると優しく微笑んで小さく頷く
「おいらは翔が好きだからキスした…
翔は違う?理由も無くしたかったからした?」
「ううんっ、違わないっ
でも、智くん…好きな人いるんじゃ…
その人の事 探してて見つけたんでしょ?」
「うん、見つけた…」
幸せそうな顔…その人を想ってなんだろうな…
「だったらなんで…」
俺なんかにキスしてないで
その人と幸せになればいいのに…
「何百年もかかって ようやく見つけた」
「へっ…なん、びゃくね、ん?」
そっか…そうだよね…
智くんが好きな人は何百年も前に智くんと共に生きていた人
あれ?でもその人って亡くなったんじゃ…
「そう、何百年…
やっと見つけた、ショウタ…」
智くんにギュッと強く抱きしめられた
「ぇ…」
『ショウタ』って、サトシが夢の中で俺に呼び掛けた名前
「おいらがずっと探してたのは翔、お前…
翔はおいらが愛したショウタの生まれ変わりだよ」
「え………えぇーーっっ!!」
人生初だと思う…
こんなに絶叫したの
「え?あ…えと…さっき、智くん…俺にキスした、よね?」
「ん、した…」
智くんは平然と答える
「…何回?」
「2回」
やっぱり最初のキスもリアルの智くんがしたんだ
「その…なんで…」
「なんでって、したかったから」
「もしかして…直接血を吸おうとした?」
何度か言われてるけど吸わせなかったから強行に出た?
「寝てる時に不意打ちなんて卑怯なマネしないよ
翔の人生が変わるんだ
吸うならちゃんと翔の許可が出てからだよ」
「そうだよね、ごめん疑って…」
じゃあなんで…
「翔はなんでおいらにキスしたの?」
「えっ⁉︎あっ、そっ、それは…」
どちらからされたキスか知りたかったから
サトシなのか智くんなのか…
俺はサトシに恋してると思ってたけど
実際に恋した相手は智くんで…
キスしてくれたのが智くんなら良いなぁって思った
「同じだと思うよ?
おいらが翔にキスした理由と
翔がおいらにキスした理由は」
「同じ?」
智くんを見ると優しく微笑んで小さく頷く
「おいらは翔が好きだからキスした…
翔は違う?理由も無くしたかったからした?」
「ううんっ、違わないっ
でも、智くん…好きな人いるんじゃ…
その人の事 探してて見つけたんでしょ?」
「うん、見つけた…」
幸せそうな顔…その人を想ってなんだろうな…
「だったらなんで…」
俺なんかにキスしてないで
その人と幸せになればいいのに…
「何百年もかかって ようやく見つけた」
「へっ…なん、びゃくね、ん?」
そっか…そうだよね…
智くんが好きな人は何百年も前に智くんと共に生きていた人
あれ?でもその人って亡くなったんじゃ…
「そう、何百年…
やっと見つけた、ショウタ…」
智くんにギュッと強く抱きしめられた
「ぇ…」
『ショウタ』って、サトシが夢の中で俺に呼び掛けた名前
「おいらがずっと探してたのは翔、お前…
翔はおいらが愛したショウタの生まれ変わりだよ」
「え………えぇーーっっ!!」
人生初だと思う…
こんなに絶叫したの
