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take a breather

第1章 Now or Never

軽く吸い付いては離れ、また吸い付く。
啄むようなキスを何度か繰り返しているうちに翔くんの唇が薄く開いた。

そこへ舌をねじ込むと、一瞬体を強張らせた翔くん。

舌を絡め取ると、翔くんは『んっ』と鼻から抜ける息を吐く。
その僅かに溢れた声は色っぽくて、俺の下半身を刺激した。

夢中になってキスを続ける
あまりの気持ち良さに止めるタイミングがみつからない。

抱きしめていた翔くんの体から力が抜け、重みでそのまま翔くんを床に横たえさせた。

漸く離れた唇…

翔くんの目はトロンとしてて、唇は薄く開かれたまま
少し荒い呼吸を繰り返す。

思わず息を飲むほどの色気…
その表情が俺の下半身を更に刺激した。

「さと、しくん…」

翔くんの甘い声が俺を呼ぶ。
呼ばれるまま翔くんに近づきキスをした。

「んんっ…」

鼻に掛かる声は誘惑の声…

翔くんの頬に触れ、首筋にかけて手で撫でおろせばそれだけで甘い声が漏れる。

「ふっ…ん…」

もっとその声が聴きたくて、塞いでいた唇を解放した。

そして俺の空いた唇は翔くんの首筋を辿って下りていく。

「あっ、ん…」

マジ可愛いぞ、翔くんの声。
男が出す喘ぎ声でこんなに心揺さぶられるとは思ってもみなかったよ…

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