
take a breather
第1章 Now or Never
「智くん」
「な、なに?」
自分で発言したことに、いまだ動揺が残る。
「俺も手伝いしていい?包丁使うこと以外で」
「あ、うん、いいよ。
じゃあさ、サラダ作るから冷蔵庫から野菜出して洗って?」
「うん、わかった」
嬉しそうに返事をすると、冷蔵庫の前に立つ翔くん。
ドアを開け、しゃがみこんで中を覗く。
「何出せばいい?」
「レタスとキュウリとミニトマト」
「これ?」
緑色の葉物野菜を手にして俺に見せる。
「惜しい…それはキャベツ」
「えっ、そうなんだ。じゃあこっち?」
違う緑色の野菜を手に持った。
「正解!」
正解したレタス。それにキュウリとミニトマトを持ってシンクに立つ。
「智くんにばかり料理を任せる訳にいかないもん。
俺も手伝いくらいは出来るようにしておくね?」
「…へっ⁉」
今のって…
翔くんの方に顔を向けると、翔くんも俺の方を見た。
「いつか…ふたりで暮らす日までには、野菜の種類くらいは覚えておくから」
頬をピンクに染めてハニカム翔くん。
俺はブンブンと音が鳴りそうな程強く、首を縦に振った。
「そっ、そうだね。
お、俺も…翔くんが、好きなもの、沢山作れるようにしておくから」
「ありがと…智くん」
超至近距離での綺麗な微笑み…俺の心臓はドキドキを越え、バクバクと鳴り出した。
「な、なに?」
自分で発言したことに、いまだ動揺が残る。
「俺も手伝いしていい?包丁使うこと以外で」
「あ、うん、いいよ。
じゃあさ、サラダ作るから冷蔵庫から野菜出して洗って?」
「うん、わかった」
嬉しそうに返事をすると、冷蔵庫の前に立つ翔くん。
ドアを開け、しゃがみこんで中を覗く。
「何出せばいい?」
「レタスとキュウリとミニトマト」
「これ?」
緑色の葉物野菜を手にして俺に見せる。
「惜しい…それはキャベツ」
「えっ、そうなんだ。じゃあこっち?」
違う緑色の野菜を手に持った。
「正解!」
正解したレタス。それにキュウリとミニトマトを持ってシンクに立つ。
「智くんにばかり料理を任せる訳にいかないもん。
俺も手伝いくらいは出来るようにしておくね?」
「…へっ⁉」
今のって…
翔くんの方に顔を向けると、翔くんも俺の方を見た。
「いつか…ふたりで暮らす日までには、野菜の種類くらいは覚えておくから」
頬をピンクに染めてハニカム翔くん。
俺はブンブンと音が鳴りそうな程強く、首を縦に振った。
「そっ、そうだね。
お、俺も…翔くんが、好きなもの、沢山作れるようにしておくから」
「ありがと…智くん」
超至近距離での綺麗な微笑み…俺の心臓はドキドキを越え、バクバクと鳴り出した。
