
take a breather
第9章 Calling
「すみません大野さん、お湯貰えますか?」
買い物袋からあれこれとテーブルの上に置き
申し訳なさそうにお湯をくれと言う
申し訳ないのはさ
さっきキスの途中でいなくなった事じゃねぇの?
そう思うんだけど
一所懸命ブルーの世話をしようとしている姿はやはり可愛くて
ニノが『手伝ってやりたくなった』と言った意味が身に染みてわかる
仕方ねぇなぁ、ブルーの体調が落ち着くまでは…
翔にしてみれば元々それが目的でこの部屋に来てるんだから
俺とのキスよりもブルーのミルクが優先なのは当然のことなんだろう
キッチンに入り、やかんでお湯を沸かす
冷めやすいように深めの皿にお湯を入れ
翔のところへ持って行った
「熱湯じゃない方がいいんだろ?
猫舌なんだし」
テーブルの上に皿を置いた
「ふふっ…そうですね
でも本当なんですかね?その話し」
お湯にミルクを溶かし シリンダで吸い取る
「え?違うの?」
ブルーを膝の上に乗せミルクを飲ませる翔
「さぁ…今まで考えたことないんでわかりませんけど
でも人間の大野さんも猫舌だから
もしかすると猫でも猫舌じゃない猫もいるのかなぁ…なんて」
「あ…俺が猫舌なの気付いてた?」
そんな話した事ないのに
「はい、もちろんです」
得意げに答える翔
そんな翔を見て口元が緩むのを止められない
「大野さん?どうかしました?」
ミルクを飲ませ終わった翔が不思議そうに俺を見る
どうかしましたって、そりゃどうかするよな?
お前、俺の事をどんだけ見てんだよって思うだろ…
さっきは逃げられたけど今度は逃がさねぇからな
翔の体の近くに左手をつき
右手で翔の後頭部を押さえた
「んっ…」
逃げられないようにはじめから舌を絡めとる
「ふっ…お、のさ…」
キスの合間に聴こえる翔の声…
熟れたサクランボは甘かった
買い物袋からあれこれとテーブルの上に置き
申し訳なさそうにお湯をくれと言う
申し訳ないのはさ
さっきキスの途中でいなくなった事じゃねぇの?
そう思うんだけど
一所懸命ブルーの世話をしようとしている姿はやはり可愛くて
ニノが『手伝ってやりたくなった』と言った意味が身に染みてわかる
仕方ねぇなぁ、ブルーの体調が落ち着くまでは…
翔にしてみれば元々それが目的でこの部屋に来てるんだから
俺とのキスよりもブルーのミルクが優先なのは当然のことなんだろう
キッチンに入り、やかんでお湯を沸かす
冷めやすいように深めの皿にお湯を入れ
翔のところへ持って行った
「熱湯じゃない方がいいんだろ?
猫舌なんだし」
テーブルの上に皿を置いた
「ふふっ…そうですね
でも本当なんですかね?その話し」
お湯にミルクを溶かし シリンダで吸い取る
「え?違うの?」
ブルーを膝の上に乗せミルクを飲ませる翔
「さぁ…今まで考えたことないんでわかりませんけど
でも人間の大野さんも猫舌だから
もしかすると猫でも猫舌じゃない猫もいるのかなぁ…なんて」
「あ…俺が猫舌なの気付いてた?」
そんな話した事ないのに
「はい、もちろんです」
得意げに答える翔
そんな翔を見て口元が緩むのを止められない
「大野さん?どうかしました?」
ミルクを飲ませ終わった翔が不思議そうに俺を見る
どうかしましたって、そりゃどうかするよな?
お前、俺の事をどんだけ見てんだよって思うだろ…
さっきは逃げられたけど今度は逃がさねぇからな
翔の体の近くに左手をつき
右手で翔の後頭部を押さえた
「んっ…」
逃げられないようにはじめから舌を絡めとる
「ふっ…お、のさ…」
キスの合間に聴こえる翔の声…
熟れたサクランボは甘かった
