
take a breather
第7章 コイゴコロ
俺が歩き出すと半歩後ろからついてくる櫻井
もしかして俺に対しても警戒心持っちゃった?
歩くスピードを落とすと
同じようにスピードを落として歩くから
いつまで経っても横に並ばない
仕方なく足を止めると同じように足を止め
くるりと踵を返す
櫻井の顔は下を向いたまま
「あのさ…」
ピクッと櫻井の肩が動き
少しだけ顔が上がった
「はい…」
小さな声で返事を返してくれる
でも視線は下を見つめたままだ
「櫻井って彼女いたことある?」
俺の突然の問いに驚いたのか
顔をあげた櫻井の表情はキョトンとしていた
「ありますけど…なんでですか?」
「いや、だって…彼女がいたならそれなりのことしてんだろ?
なのになんでそんなに照れるのかな、って思って」
そう言うと、櫻井は視線を彷徨わせ考えてるようだ
指で唇に触れ『ん〜』と小さく唸る
唇から指を離し視線を俺に向けた
「する側とされる側の違い?
する側の時は気持ちの準備が出来てますけど
される側の時は突然で、気持ちが用意出来ません」
なるほど…
「じゃあ、宣言してからだったら照れない?」
「…多分」
「手、繋いでいい?」
「はい」
ハニカミながらも返事をくれた
「肩、抱いていい?」
「は、い」
ハニカんだまま、ちょっと頬をピンクに染めて返事をくれた
「キス、していい?」
「……ごめんなさいっ、違うみたいですっ」
そう言う櫻井の顔は真っ赤に染まっていた
気持ちの準備の問題じゃないようだ
でも、まぁ…俺に触れられるのが嫌ではないと言うことはわかって安心したけどな。
もしかして俺に対しても警戒心持っちゃった?
歩くスピードを落とすと
同じようにスピードを落として歩くから
いつまで経っても横に並ばない
仕方なく足を止めると同じように足を止め
くるりと踵を返す
櫻井の顔は下を向いたまま
「あのさ…」
ピクッと櫻井の肩が動き
少しだけ顔が上がった
「はい…」
小さな声で返事を返してくれる
でも視線は下を見つめたままだ
「櫻井って彼女いたことある?」
俺の突然の問いに驚いたのか
顔をあげた櫻井の表情はキョトンとしていた
「ありますけど…なんでですか?」
「いや、だって…彼女がいたならそれなりのことしてんだろ?
なのになんでそんなに照れるのかな、って思って」
そう言うと、櫻井は視線を彷徨わせ考えてるようだ
指で唇に触れ『ん〜』と小さく唸る
唇から指を離し視線を俺に向けた
「する側とされる側の違い?
する側の時は気持ちの準備が出来てますけど
される側の時は突然で、気持ちが用意出来ません」
なるほど…
「じゃあ、宣言してからだったら照れない?」
「…多分」
「手、繋いでいい?」
「はい」
ハニカミながらも返事をくれた
「肩、抱いていい?」
「は、い」
ハニカんだまま、ちょっと頬をピンクに染めて返事をくれた
「キス、していい?」
「……ごめんなさいっ、違うみたいですっ」
そう言う櫻井の顔は真っ赤に染まっていた
気持ちの準備の問題じゃないようだ
でも、まぁ…俺に触れられるのが嫌ではないと言うことはわかって安心したけどな。
