
take a breather
第7章 コイゴコロ
櫻井が電話を終えて店内に戻ってきた
「すみません、お待たせしました」
「いや、全然…
それより大丈夫なのか?お袋さんからの電話」
「はい、大丈夫です
未だに週一で電話してくるんですよ
いつまでも子供扱いで」
照れ臭そうに笑う櫻井
きっと両親に愛されて育ったんだろうな、と想像出来る
その後締めのお茶漬けを食い、今日は早めに引き上げることにした
昨日は少し飲ませ過ぎたからな
「ご馳走さん」
カウンター席のお客さんと話している潤に声を掛けた
「あ、おかえり?」
「あぁ、お会計よろしく」
「はいよ」
支払いを済ませると、潤がカウンターから出てきた
「また来るな」
「はーい、お待ちしてま〜す」
「ご馳走さまでした」
「じゃあ、行くか」
「はい…えっ⁈」
歩き出した俺の背後から櫻井の驚きの声
何事かと振り返れば、櫻井と潤が手を繋いでいた
「あっ、あのっ松本さん⁈」
「ん?外までお見送りね?」
驚いた表情で潤を見る櫻井を潤は微笑みを浮かべ見つめてた
『何してんだよ!』と、声を出す直前で思い止まった
さっき言っていた『試す』ってやつか
櫻井の様子を観察していると
確かに握手の時とは違う反応
歩こうとする潤に対し
足を止めたまま困ったように俺を見る
なるほどな…潤の言うことは正しかったって事か
それにしても櫻井の助けを求めるその瞳…子犬みたいで可愛いなぁ…
「すみません、お待たせしました」
「いや、全然…
それより大丈夫なのか?お袋さんからの電話」
「はい、大丈夫です
未だに週一で電話してくるんですよ
いつまでも子供扱いで」
照れ臭そうに笑う櫻井
きっと両親に愛されて育ったんだろうな、と想像出来る
その後締めのお茶漬けを食い、今日は早めに引き上げることにした
昨日は少し飲ませ過ぎたからな
「ご馳走さん」
カウンター席のお客さんと話している潤に声を掛けた
「あ、おかえり?」
「あぁ、お会計よろしく」
「はいよ」
支払いを済ませると、潤がカウンターから出てきた
「また来るな」
「はーい、お待ちしてま〜す」
「ご馳走さまでした」
「じゃあ、行くか」
「はい…えっ⁈」
歩き出した俺の背後から櫻井の驚きの声
何事かと振り返れば、櫻井と潤が手を繋いでいた
「あっ、あのっ松本さん⁈」
「ん?外までお見送りね?」
驚いた表情で潤を見る櫻井を潤は微笑みを浮かべ見つめてた
『何してんだよ!』と、声を出す直前で思い止まった
さっき言っていた『試す』ってやつか
櫻井の様子を観察していると
確かに握手の時とは違う反応
歩こうとする潤に対し
足を止めたまま困ったように俺を見る
なるほどな…潤の言うことは正しかったって事か
それにしても櫻井の助けを求めるその瞳…子犬みたいで可愛いなぁ…
