
take a breather
第7章 コイゴコロ
「激しい挨拶ってなに?」
「大学のサークルの先輩が、会うたびに俺のお尻を思いっきり握るんです
本当に痛いから『痛いっ、やめてっ』って叫ぶんですけど、全然やめてくれなくて
それに比べれば触れられるくらい痛くも痒くもないですよ?」
楽しそうに話す櫻井は可愛いんだけど
ちょっと…いや、大分心配になった
ケツ握るのは問題だよ?
でもそれって学生の悪ノリの挨拶だろ?
それに比べさっきのふたりは下心あってのボディタッチ
触れられることに慣れすぎて
触られても不快感を感じないのか?
あんなに厭らしい笑顔を浮かべた奴らと、学生時代のじゃれ合いを一緒にするなんて…
松兄が言うには櫻井を狙ってる野郎どもはわんさかといると言う
今後そんな奴らが櫻井に触れても
コイツは下心を感知する事が出来ないんじゃないか?
試しにそっと櫻井の手を捉え 一瞬握った
握った瞬間ビクッとする櫻井
「あ…」
驚いたように声をあげ軽く俯く
その顔を下から覗き込むと
頬を紅く染めていた
「あ、の…」
「ん?」
「あ、いえ…」
俺と目が合うと慌てて逸らす
照れてるのは明らかに見て取れる
俺相手だとちょっと手に触れただけでも照れるんだ
んー…いいことなのか悪いことなのか…
いずれにしても櫻井が誰彼構わず触れられて
本人がそれを何とも感じてないってのは大問題だぞ?
「大学のサークルの先輩が、会うたびに俺のお尻を思いっきり握るんです
本当に痛いから『痛いっ、やめてっ』って叫ぶんですけど、全然やめてくれなくて
それに比べれば触れられるくらい痛くも痒くもないですよ?」
楽しそうに話す櫻井は可愛いんだけど
ちょっと…いや、大分心配になった
ケツ握るのは問題だよ?
でもそれって学生の悪ノリの挨拶だろ?
それに比べさっきのふたりは下心あってのボディタッチ
触れられることに慣れすぎて
触られても不快感を感じないのか?
あんなに厭らしい笑顔を浮かべた奴らと、学生時代のじゃれ合いを一緒にするなんて…
松兄が言うには櫻井を狙ってる野郎どもはわんさかといると言う
今後そんな奴らが櫻井に触れても
コイツは下心を感知する事が出来ないんじゃないか?
試しにそっと櫻井の手を捉え 一瞬握った
握った瞬間ビクッとする櫻井
「あ…」
驚いたように声をあげ軽く俯く
その顔を下から覗き込むと
頬を紅く染めていた
「あ、の…」
「ん?」
「あ、いえ…」
俺と目が合うと慌てて逸らす
照れてるのは明らかに見て取れる
俺相手だとちょっと手に触れただけでも照れるんだ
んー…いいことなのか悪いことなのか…
いずれにしても櫻井が誰彼構わず触れられて
本人がそれを何とも感じてないってのは大問題だぞ?
