
take a breather
第27章 Turning Up
「はぁ…ちょっと寒いけど、気持ちいいね」
「そうですね」
隣に座る翔くんを見ると、ニコッと笑い返してくれる
山の上だし、水上だから体感温度はちょっと低め
でも空気は澄んでいるし、景色は綺麗だし
なによりも、すぐ横に翔くんが居てくれるから最高の気分
「智さん、写真撮りません?」
翔くんがスマホを取り出した
「写真?いいね、撮ろう撮ろう
スマホ貸して……え…」
翔くんのスマホを借りて翔くんを撮ってあげようかと思ったのに…
「しょ、翔くん?」
翔くんが僕の肩を抱き、もう片方の手にスマホを持ち腕を伸ばす
「智さん、スマホ見て?」
「う、うん…」
翔くんは、顔を僕の顔のすぐ傍に寄せて来た
「智さん、撮るよ?」
「ん…」
翔くんを近くに感じ過ぎて、声が出せない
「よし、撮れた。智さんにも送っておくね?」
翔くんが撮れた写真を僕に見せてくれる
「あ、ありがと…」
メチャメチャ緊張してる、僕の顔…超恥ずかしい
でも、翔くんとツーショット写真…旅のいい思い出が出来たな
「疲れたぁぁ…」
スワンボートから降りて、翔くんが腰を曲げ、膝に手を当てた
「ふふっ…翔くん、一所懸命漕ぎ過ぎ」
腰を曲げた体勢で僕を見上げる
「だって、智さん疲れちゃうでしょ?
俺の方が体力あるかと思ったから頑張っちゃった」
僕の為に頑張ってくれたんだ…
翔くんの額がうっすらと汗で光る
「翔くん、汗かいてる」
ポケットからハンカチを出し、翔くんのおでこにそっと押してた
「ありがとう、智さん」
上目遣いで僕を見つめる翔くん
いつもと違う視線にドキッとする
「そうですね」
隣に座る翔くんを見ると、ニコッと笑い返してくれる
山の上だし、水上だから体感温度はちょっと低め
でも空気は澄んでいるし、景色は綺麗だし
なによりも、すぐ横に翔くんが居てくれるから最高の気分
「智さん、写真撮りません?」
翔くんがスマホを取り出した
「写真?いいね、撮ろう撮ろう
スマホ貸して……え…」
翔くんのスマホを借りて翔くんを撮ってあげようかと思ったのに…
「しょ、翔くん?」
翔くんが僕の肩を抱き、もう片方の手にスマホを持ち腕を伸ばす
「智さん、スマホ見て?」
「う、うん…」
翔くんは、顔を僕の顔のすぐ傍に寄せて来た
「智さん、撮るよ?」
「ん…」
翔くんを近くに感じ過ぎて、声が出せない
「よし、撮れた。智さんにも送っておくね?」
翔くんが撮れた写真を僕に見せてくれる
「あ、ありがと…」
メチャメチャ緊張してる、僕の顔…超恥ずかしい
でも、翔くんとツーショット写真…旅のいい思い出が出来たな
「疲れたぁぁ…」
スワンボートから降りて、翔くんが腰を曲げ、膝に手を当てた
「ふふっ…翔くん、一所懸命漕ぎ過ぎ」
腰を曲げた体勢で僕を見上げる
「だって、智さん疲れちゃうでしょ?
俺の方が体力あるかと思ったから頑張っちゃった」
僕の為に頑張ってくれたんだ…
翔くんの額がうっすらと汗で光る
「翔くん、汗かいてる」
ポケットからハンカチを出し、翔くんのおでこにそっと押してた
「ありがとう、智さん」
上目遣いで僕を見つめる翔くん
いつもと違う視線にドキッとする
