
take a breather
第27章 Turning Up
「智さん、紅葉みたい」
「えっ?」
「頬が紅葉みたいに紅く染まってる」
慌てて両手で頬を隠した
そんな様子を見て翔くんが笑う
「ふふっ、智さんって可愛いですね」
益々熱くなる頬…
「もぉ、バカにしてぇ…
年寄りを揶揄うんじゃありませんっ」
「揶揄ってなんかない
智さんは本当に可愛らしくて、優しくて
俺に沢山のことを教えてくれる素敵な先生です
智さんに書道を習えて本当に良かった」
そうか…翔くんが僕を褒めてくれたのは、書道の先生としてか
もちろんそれでも嬉しいけどね…
でも翔くんって、本人は無意識なんだろうけどタラシの素質あるんじゃない?
こんなこと言われたら、翔くんのこと好きになっちゃう人いっぱいいるでしょ
今までは女性恐怖症で女の人と話して来なかったらいないだろうけど
これから先、女性恐怖症を克服したら
きっとモテモテになる
見た目だって、性格だっていいんだもん
字が上手くなって、他に癒してくれる人が現れたら
僕なんて必要とされないんだろうな…
翔くんに女性恐怖症を克服して貰いたいけど
翔くんが女性としあわせになる姿を近くで見たくはないから
必要とされなくなって会わなくなるのは、ちょうど良いのかもしれないね…
「えっ?」
「頬が紅葉みたいに紅く染まってる」
慌てて両手で頬を隠した
そんな様子を見て翔くんが笑う
「ふふっ、智さんって可愛いですね」
益々熱くなる頬…
「もぉ、バカにしてぇ…
年寄りを揶揄うんじゃありませんっ」
「揶揄ってなんかない
智さんは本当に可愛らしくて、優しくて
俺に沢山のことを教えてくれる素敵な先生です
智さんに書道を習えて本当に良かった」
そうか…翔くんが僕を褒めてくれたのは、書道の先生としてか
もちろんそれでも嬉しいけどね…
でも翔くんって、本人は無意識なんだろうけどタラシの素質あるんじゃない?
こんなこと言われたら、翔くんのこと好きになっちゃう人いっぱいいるでしょ
今までは女性恐怖症で女の人と話して来なかったらいないだろうけど
これから先、女性恐怖症を克服したら
きっとモテモテになる
見た目だって、性格だっていいんだもん
字が上手くなって、他に癒してくれる人が現れたら
僕なんて必要とされないんだろうな…
翔くんに女性恐怖症を克服して貰いたいけど
翔くんが女性としあわせになる姿を近くで見たくはないから
必要とされなくなって会わなくなるのは、ちょうど良いのかもしれないね…
