
take a breather
第27章 Turning Up
ニノとホストクラブに行ってから3日後
知らない電話番号から着信があった
習字教室を開いている僕には、決して珍しい事ではなく、何も考えずに電話に出た
「はい、もしもし?」
『あの、智さんのお電話でよろしいでしょうか?』
確かに電話番号を知らない電話は珍しくないが
いきなり下の名前で問われる事はない
怪しい電話?
「…どちら様でしょう?」
警戒して、『そう』だとは言わずに、相手の事を聞き返す
『あっ、すみません。櫻井です』
櫻井?はて?最近どこかで聞いたような?
「どちらの櫻井さん?」
『journeyの…』
journey?それも最近聞いた名前…
「あっ!もしかして、翔くん?」
『そうです。櫻井翔です』
最初に自己紹介をした時に、フルネームで名乗った翔くん
その一度だけしか聞かなかったし
その後は僕も『翔くん』って呼ばせて貰っちゃってたから、薄らとしか記憶に残ってなかった
「こんにちは、翔くん」
『こんにちは。あの、この前言ってた習字教室の話、お願いしようかと思って
急なんですけど、今日とかでも大丈夫ですか?』
「うんっ、全然大丈夫
今日は一日家にいるから、翔くんの都合の良い時間に来て?」
『ありがとうございます
それじゃあ、2時くらいにお邪魔してもいいですか?』
「オッケー」
翔くんに自宅の住所を教え、電話を切った
電話を切った途端、頬が緩むのを自覚する
だって、こんなに早く連絡を貰えるなんて、思ってもみなかったんだから
知らない電話番号から着信があった
習字教室を開いている僕には、決して珍しい事ではなく、何も考えずに電話に出た
「はい、もしもし?」
『あの、智さんのお電話でよろしいでしょうか?』
確かに電話番号を知らない電話は珍しくないが
いきなり下の名前で問われる事はない
怪しい電話?
「…どちら様でしょう?」
警戒して、『そう』だとは言わずに、相手の事を聞き返す
『あっ、すみません。櫻井です』
櫻井?はて?最近どこかで聞いたような?
「どちらの櫻井さん?」
『journeyの…』
journey?それも最近聞いた名前…
「あっ!もしかして、翔くん?」
『そうです。櫻井翔です』
最初に自己紹介をした時に、フルネームで名乗った翔くん
その一度だけしか聞かなかったし
その後は僕も『翔くん』って呼ばせて貰っちゃってたから、薄らとしか記憶に残ってなかった
「こんにちは、翔くん」
『こんにちは。あの、この前言ってた習字教室の話、お願いしようかと思って
急なんですけど、今日とかでも大丈夫ですか?』
「うんっ、全然大丈夫
今日は一日家にいるから、翔くんの都合の良い時間に来て?」
『ありがとうございます
それじゃあ、2時くらいにお邪魔してもいいですか?』
「オッケー」
翔くんに自宅の住所を教え、電話を切った
電話を切った途端、頬が緩むのを自覚する
だって、こんなに早く連絡を貰えるなんて、思ってもみなかったんだから
