
take a breather
第25章 P・A・R・A・D・O・X
食後に、今度はアイスコーヒーを淹れてくれた
先生の絵を観ながらコーヒーを飲み、ゆったりとした時間を過ごす
最高のひととき…
用が済めば、すぐに帰らなきゃいけないと思ってたのに
大野先生の家でこんなにゆっくり出来ると思わなかったな…
そんなまったりとした空間は、突如破られる
「お邪魔しまーす!
おおちゃん、アイス買ってきたから休憩しよー、って、あれ?お客さん?」
リビングのドアがバンっと開き、突然乱入してきた男性
あまりの勢いの良さに驚き、動きが固まった
「相葉ちゃん…呼び鈴ぐらい鳴らして…」
大野先生のため息混じりの声
「だってぇ、いつも鳴らしたって出て来ないじゃん」
「そうだけど…一応一回くらいは鳴らせよ
急に部屋に入って来たら驚くだろ?」
「くふっ、ごめんね?次からは鳴らすから
それよりも、この子大丈夫?
目ん玉ひんむいちゃってるけど?」
「お前のせいだろうが…
櫻井くん、怖がらなくても大丈夫だよ?
こいつは相葉雅紀、俺の友達」
「ハッ!すみません、俺、吃驚しちゃって…」
「あんな登場の仕方されたら当然だから
驚かせて悪かったね、こいつも悪気はないんだ」
うん…それは見ていてわかる
ニコニコと人の良さそうな笑顔
俺がいる事自体、知らなかったんだから
驚かせるつもりもなかったんだろう
「あっ!アイスが溶けちゃう!
おおちゃん、食べよ?」
相葉さんがコンビニの袋からアイスを取り出す
「多めに買ってきて良かったぁ〜
えと、名前なんだっけ?」
「あ、櫻井翔です」
「じゃあ、翔ちゃんも一緒にアイス食べよ?」
翔ちゃん?
「あ、りがとう、ございます…」
「おおちゃん、余ったの冷凍庫にしまわせて」
先生の返事を待たずに、バタバタとキッチンへ走って行った
元気な人だな…
先生の絵を観ながらコーヒーを飲み、ゆったりとした時間を過ごす
最高のひととき…
用が済めば、すぐに帰らなきゃいけないと思ってたのに
大野先生の家でこんなにゆっくり出来ると思わなかったな…
そんなまったりとした空間は、突如破られる
「お邪魔しまーす!
おおちゃん、アイス買ってきたから休憩しよー、って、あれ?お客さん?」
リビングのドアがバンっと開き、突然乱入してきた男性
あまりの勢いの良さに驚き、動きが固まった
「相葉ちゃん…呼び鈴ぐらい鳴らして…」
大野先生のため息混じりの声
「だってぇ、いつも鳴らしたって出て来ないじゃん」
「そうだけど…一応一回くらいは鳴らせよ
急に部屋に入って来たら驚くだろ?」
「くふっ、ごめんね?次からは鳴らすから
それよりも、この子大丈夫?
目ん玉ひんむいちゃってるけど?」
「お前のせいだろうが…
櫻井くん、怖がらなくても大丈夫だよ?
こいつは相葉雅紀、俺の友達」
「ハッ!すみません、俺、吃驚しちゃって…」
「あんな登場の仕方されたら当然だから
驚かせて悪かったね、こいつも悪気はないんだ」
うん…それは見ていてわかる
ニコニコと人の良さそうな笑顔
俺がいる事自体、知らなかったんだから
驚かせるつもりもなかったんだろう
「あっ!アイスが溶けちゃう!
おおちゃん、食べよ?」
相葉さんがコンビニの袋からアイスを取り出す
「多めに買ってきて良かったぁ〜
えと、名前なんだっけ?」
「あ、櫻井翔です」
「じゃあ、翔ちゃんも一緒にアイス食べよ?」
翔ちゃん?
「あ、りがとう、ございます…」
「おおちゃん、余ったの冷凍庫にしまわせて」
先生の返事を待たずに、バタバタとキッチンへ走って行った
元気な人だな…
